下手こいた~もう一度チャンスが欲しい|I'll be back.

私は今、猛烈に自分を嫌悪している。

自分という人間が、今ほど情けなく思われたことは無かった。

 

原因は仲間女史へのアプローチができなかったことだ。

 

テスト週間最終日の今日(厳密には昨日)、チャンスはあったのだ。

 

 

先週から始まった高校生のテスト週間に合わせて補習の質問受けをやっていたのだが、最終日の今日は2人だけになれた時があった。

彼女が生徒からの質問受けが一段落した際に講師控室へ戻った時、私も後を追うように、それでいて偶然を装いつつ控室へと入った。

その時間帯には誰も控室には居ないことはわかっていたからだ。

果たして、控室には仲間女史と私以外誰も居なかった。

 

チャンスである。

そのチャンタイムに私は何もできなかったのだ。

 

彼女と交わした言葉は、

「お疲れさんです」

コレだけ。

 

正直に言おう。

私は怖気づいたのだ。

本来であれば、こう言う予定であった。

「テスト週間が終ったら、2人で慰労会でもやりませんか? イタリアンの良い店があるんですよ」

 

家で仲間由紀恵の写真集を見ながら何度も練習したはずのこのセリフが一言も出なかったのだ。

 

おそらく私の顔は緊張でこわばっていただろう。

自分でもそれがよく分かった。*1

 

緊張でシドロモドロになっている私をキョトンとした表情で見つめてくる彼女。

そんな彼女を前にすると、私の喉はカラカラに乾き、頭は真っ白になっていたのだ。

 

情けないやら何やらで、穴があったら入りたい気持ちだ。*2

とにもかくにも私は絶好のチャンスをふいにしてしまったのだ。

 

おそらく仲間女史も私の不甲斐無さにもどかしさを感じていたに違いない。

彼女も待っていたはずなのだ、私からの誘いの言葉を。

 

それは、あの時の彼女の眼で分かった。

キョトンとしながらも私の方を真っ直ぐ見つめていた彼女の眼は、明らかに私からの言葉を待っていた眼だった。

それを私は・・・。

 

情けない、本当に自分が情けない。

なぜ食事に誘うだけのセリフが言えないのだ。

そんなこと、微積の入試問題に比べたら天地の差で簡単ではないか。

 

今頃、仲間女史は私のことを情けない男だと思っていることだろう。

私からの誘いの言葉を待っていた彼女の気持ちを裏切ってしまったことは罪深い。

 

次に一体どんな顔で会えばいいのか。

我ながら自分の勇気の無さには呆れるばかりである。

神様が居るのなら、もう一度だけ時計の針を控室の時刻に戻してほしい。 

 

※ブレイクする一歩手前の仲間由紀恵が出ているドラマ『君といた未来のために』 初々しくて良かった。共演のエンクミ遠藤久美子)も良き。DVD化されることを願う。

*1:鏡を見ながら自然な作り笑顔を練習したが、イザとなると無意味だった。

*2:できれば仲間女史の穴に入りたいのだが。